医療事務の仕事内容は?主婦や未経験者でも誰でもなれる?医療事務経験者の私が経験したメリット・デメリット

こんにちは。KOYUTASOです。

今日は私の本職(?)でもある、医療事務の仕事内容をお伝えします。

 

世間の声
資格がないとなれないんでしょ?
世間の声
主婦で未経験は無理?
KOYUTASO
資格がなくてもできるのよ。

 

 

私は結婚するまで、医療事務という仕事をしていました。

今も主婦の傍ら少しだけ医療事務やっています。

そんな私のリアルな医療事務の仕事内容を教えます★

医療事務とは?

まずは、基本的な医療事務ってなに?というところから。

医療事務は、簡単にいうと病院の受付です。

熱が出て、病院に行った時、すぐに医師に診てもらえるわけではなく、まずは受付をしますよね?

そこの受付を担当する人のことを「医療事務」といいます。

ですので、働く場所は「病院」です。

医療事務になろうと思ったわけ

私が医療事務になろうと思ったキッカケは、私の出身は「奄美大島」です。

このブログでも紹介していますが、奄美大島は鹿児島県の離島です。

進学や就職をするには、ほとんどの人が高校を卒業後、島を出ることになります。

(就職先や大学が島にはない為)

そこで、高校生の私は、どこに行っても働ける職種に就こうと考えました。

「病院」はどこにでもあり、将来結婚や出産したとしても、再就職しやすい「医療事務」という職種にたどり着きました。

医療事務の仕事内容

受付

まずは、受付です。患者さんが来たら最初に接するのは医療事務員です。

「病院の顔」とも言われるポジションなので、患者さんに不快を与えないよう丁寧に対応します。

保険証を預かり、カルテ、診察券を作ります。

カルテというのは患者さんの情報をまとめるノートのようなものです。

そのカルテに名前や住所、電話番号と、請求に1番大事な患者さん本人の保険証の情報を入力します。

ほとんどの病院がパソコンを使ってカルテを作ります。(電子カルテ)

電話応対

予約や問い合わせなどの電話応対があります。

会計

患者さんの診察が終わったあと、診療内容に基づいて会計を出します。

今はほとんどの病院がパソコンで行う電子カルテなので、ボタン一つでパソコンが計算して会計を出してくれます。

よって、特別なスキルはいりません。

レセプト請求

1番のメインの仕事はレセプト請求です。

請求というのは、受診した患者さんの保険証の支払基金などに請求します。

患者さん個人は本来10割の支払のところ、病院で3割分だけ支払います。

残りの7割は個人が入っている保険証が支払う仕組みになっていて、私たち医療事務員が

7割分をどのくらい受診したかを1ヶ月分まとめて請求します。

このことを「レセプト請求」といいます。

レセプト請求は翌月の5日~10日の間に行う事になっており、

その為この期間前は診療内容と請求内容が合っているかどうかのチェックをします。

この作業は正社員が行うことが多いです。

返戻の再請求

レセプト請求をすると、支払基金に届き、支払基金が請求内容のチェックをします。

不服や間違いがあった場合、請求元の病院に送り返されます。これを「返戻」といいます。

返戻が来たら訂正し、もう一度請求をし直します。

この作業も正社員が行うことが多いです。総合病院や大学病院などでは、中層部や上層部が行うことがあります。

 

医療事務のメリット・デメリット

これは、あくまでも私の主観で書かせていただきます。

医療事務のメリット

・安定している

よく言われるのが、安定しているという事です。

福利厚生もしっかりしています。

・転職しやすい、再就職しやすい

一番のメリットは、「どこでも働ける」というところだと思います。

例えば旦那さんの急な転勤で引っ越した場合でも、引越し先の病院で探せばすぐに就職することは可能です。

・働き方を選びやすい(正社員・派遣・パートなど)

女性は結婚・出産などで、ライフスタイルが変わりますが、「医療事務」は柔軟に対応できます。

パートや派遣の募集もたくさんあります。

実際にわたしはこれまで3回病院を変えていますが、

職探しに困る事はなく、逆に自分のライフスタイルに合わせて条件の当てはまる病院を探しました。

・人との対応がメインなので、やりがいを感じられる

病院ですので接する相手は患者さんです。

病院に来ているわけですから、何かいいことがあって来院しているのではありません。

そういった方たちの気持ちに寄り添い、対応し、「ありがとう」と感謝されることに喜びとやりがいを感じられる瞬間があります。

・医療現場に携われる

医療事務のデメリット

・安定はしているが、それ以上がないため向上心が生まれない

良い意味で言えば「安定している」と捉えられますが、

新卒でまだ若い時の私にとって、悪い言い方で贅沢ですが「つまらない」と思いました。

どの職業でもある事だとおもいますが、作業する内容は決まっています。

「大きなプロジェクトを任された」「昇進した」「営業でNO1になった」

などの事はなく「安定」しているのです。

・給料は低め

給料については、地域や働く病院の規模によっても変わりますが

関東周辺では15~20万くらいです。

マックスが20万前後だと思うといいと思います。

・月10~20時間の残業(病院、部署にもよる)

残業などはサラリーマンや企業のOLなどとそこまで変わりはないでしょうか?

医療事務は「レセプト期間」という支払基金などに請求する期間があり

日中は、通常の受付業務があるので、残業をして、請求することになります。

・女性の多い職場なので人間関係が大変

これは何処にでもある話だとは思いますが、大小に関わらずあります。

私自身はそこまで嫌な思いをしたことはありませんが、確かに、女性の多い職場ではあるので、噂や派閥などはありました。

(お局という存在は本当にありました笑)

ただ、自分さえ、しっかりしていれば大丈夫です。

私が働いた病院ではいい人が多く、辞めた今でも仲良くしている同期や先輩もいます。

・クレームはつきもの

人と接する仕事なので、おのずとクレームはついてきます。

特に病院ですので、患者さんは、なんらかの不安を抱えていますから、慎重に対応しなければなりません。

もちろん理不尽なクレームもありますが、

1番困るのは「誰も悪くない」事へのクレームです。

例えば「待ち時間が長い」とクレームが入りますが

これは、医師も1人の診察をなるべく丁寧にしたいですが、そうすると患者さんの待ち時間も長くなります。

患者さんの言い分もわかりますが、だからと言って早めるわけにもできません。

これはただの1例ですが、こういったクレームは日常茶飯事です。

サービス業などであれば、なにかプラスアルファでサービスをするだとか

料金を割り引くだとかの対応で落ち着くかもしれませんが、病院ですのでそういった事はできません。

患者さんの話を聞き、気持ちに寄り添い、それでも改善策はないに等しいのです。

医療事務の資格

医療事務は国家資格ではありません。

ですので、資格を持っていなくても、医療事務を名乗ることはできます。

私は、高校卒業後、医療事務の専門学校に行き資格を取って

総合病院へ就職しましたが、同期の8割は資格を持っていない大卒の方ばかりでした。

資格を持っている私より、資格を持っていない大卒のほうが基本給が3万円くらい高かったです。

医療事務の資格はたくさんあります。

1番名のしれている資格は「診療報酬事務能力認定試験」というものでしょう。

ただ、資格よりも経験者優遇の病院が多いので、1度就職してしまえば、資格を取るよりも現場で学んだ方が効率的です。

資格もない、経験もない、という方は、総合病院などのパートやクリニックなどに応募すると比較的受かりやすいかと思います。

大学病院は、パートや正社員というよりも「派遣」の方が多いようです。

私が勤めていた総合病院では、子育て中の主婦の方30~50歳くらいのパートさんがたくさんいました。

資格ナシの方や未経験の方などもいました。

 

言いたいことは、資格が無くても医療事務は出来るという事です。

資格取得は、点数本をみて、実際に自分で計算して、請求額などを出していましたが、実際の現場では

パソコンが全て計算してくれます。

言ってみれば、医療事務の資格よりも、パソコンのスキルの方が必要かもしれません。

レセプト請求や返戻などのメインの仕事はパートの方に任せる病院は少ないと思いますので、患者さんへの対応がメインになると思います。

 

ここまで言うと、資格が全く意味のないものだと思われがちですが、資格を取ってよかったと思うこともたくさんあります。

例えば、患者さんから、

「この間と同じ内容の診察・検査なのに、どうして金額が違うの?」

「明日○○の検査をするんだけどいくらくらい必要?」

などと聞かれたときに、すぐに答えられることや、レセプト請求や返戻では、資格を取るときに勉強したことが役に立ちます。

率直に言うと無いよりはあった方が良いけど無くても仕事は出来る。という感じでしょうか。

まとめ

・全国どこでも仕事がある

・転職や再就職がしやすい

・未経験者でも始められる

・資格は無くても大丈夫

・給料はそこまで高くないが安定している

・女性の多い職場

・働き方が選べる

 

医療事務は患者さんと接することが多い仕事なので、感謝されることも多くあり、喜びを感じられやりがいを感じることができる職業です。

ただ、医療現場というのは特殊な仕事で、「うっかり」というミスが許されません。

会計や事務的なことは良くても、患者さんに関わることなどは慎重に対応しなければなりません。

病状に関わることや薬の事など

医師の許可や確認が必要になりますので、患者さんに聞かれたからと言って自己判断で答えてはならないのです。

医療現場にいるという責任感を持ちつつ患者さんと接するようにしましょう。

資格よりも大事なのは、人に対する対応力だと私は思っています。

マニュアルはあっても毎回同じような状況になるわけではありません。

今、この患者さんにとってなにがベストなのかを考えて行動できることが重要だと私は思います。

長く続けやすい職業でもありますし、未経験の主婦の方などでも始めやすい仕事内容など思うので、チャレンジしてみてください。

 

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